Divine Wisdom
*ファティマノマ*
ハーバリズム

ハートを守る ホーソンベリー

味も香りも見た目も、その働きも大好きなハーブ「ホーソンベリー」
今、年齢性別問わず、広くあまねくみなさまにおすすめしたいハーブです。

循環器系の不調に使われてきたハーブですが、鎮静効果も高く、アダプトゲンのを補完するナーバイン(神経鎮静)ハーブでもあります。

まず、簡単なホーソンベリーのプロフィールはこちら。

ホーソンベリー Hawthorn Berry
学術名:Crataegus oxycanthoides, Crataegus monogyna
和名:西洋サンザシ
使用部位:液果、花、葉

ホーソンは心臓と循環器系に働きかける滋養強壮剤である。通常、狭心痛や軽度のうっ血性心不全などの心血管疾患のほか、アテローム性動脈硬化症の予防と治療に用いられているが、ホーソンが素晴らしいナーバイン(神経鎮静)ハーブであることはあまり知られていない。中医学では心臓は神を蓄えるとされる。神が乱されると、不安、不眠、悪夢、動悸、イライラなどの症状が引き起こされると考えられている。

興味深いことに、『モレキュール・オブ・エモーション(感情の分子)』の著者キャンディス・パート博士が、中医学における心臓と感情のつながりを表している。キャンディス博士の研究によると、心臓は血管を送り出すだけでなく、感情に影響を及ぼす体内の化学成分である神経ペプチドとホルモンの受容体を持つ臓器である。ホーソンは「心臓のためのハーブ」であり、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療をはじめ、神の乱れによる諸症状に有用である。

落ち着きがなく、じっと座っていられない、あるいは、ずっと話続けるなど集中力のない小児や成人に、ホーソンベリーの固エキスを私は臨床でよく使用する。これは有用かつ副作用の心配がない。

また、ホーソンの液果(ベリー)、葉、花、ミモザ樹皮、バラの花びらを調合したものを、失恋、悲しみ、喪失感に用いている。

容量と安全性
チンキ(1:5):60~80滴を1日4回まで
煎剤:ティースプーン1~2杯の乾燥ベリー(液果)を300mlの水に入れ、15~20分煎じた後、30分ほど浸出する。1日3カップまで
固エキス:ティースプーン1/4~1/2杯を1日2~3回
安全性評価:★★★
注意事項:ホーソンは時に低血圧をさらに下げることがある。
ハーブ/薬剤相互作用:ホーソンは、理論上、ジゴキシン(ラノキシン)のようなジギタリス治療剤の効果を増加させる可能性がある。しかし、最近のいくつかの研究では、そのような相互作用はないと示唆されているが、私はホーソンの併用によりβブロッカーの効果を増加させた例を2例経験している。併用は慎重に行う必要がある
(出典:『アダプトゲン ―ストレス適応力を高めるハーブと生薬―』(デイビット・ウィンストン、スティーブン・メイム 著/フレグランスジャーナル社 2011)

このプロフィールは、一般的なハーブの本に書かれているホーソンベリーの効果・効能を少し超えたことに言及されています。ハートの働きそのものと、それを保護し力を与えるというホーソンのキャラクターがよく表れた説明だと思います。
(またアダプトゲンについては、ここでは簡単な説明のみにとどめますが、日本語では「適応素」と訳され、ストレスへの抵抗力・適応力を高めるハーブを指します)

上記のプロフィールの中で、私が少し疑問を感じている点は、「注意事項」と「薬物相互作用」についてです。
まず、「注意事項」については、以前、植物療法リサーチャー講座受講中に課題として、ホーソンベリーの低血圧への効果に関する論文のレビューを作成したことがあり、そのなかでは、低血圧の治療としてホーソンベリーが有効であるというエビデンスを取り上げました。(このレポートはまた別の機会に紹介しようと思います)また、私自身が低血圧気味なのですが、ホーソンベリーのティー(煎剤)やチンキ剤を摂取することで悪化した経験は今のところありません。

「薬物相互作用」については(「注意事項」においてもそうですが)、剤型が明記されていないことです。著者はADHDに対して「固エキス」を臨床に用いているとのことですが、このβブロッカーとの相互作用を発現した剤型が何なのかは不明です。ケミカルな薬物を摂取している際には、より穏やかな働きの剤型を選択することでネガティブな相互作用はほぼ回避できると思われます。さらに、ハーバルメディスンを摂る際にとても大切なことを伝えるエピソードが同書に紹介されているので抜粋します。

ドイツで実施されたホーソンの研究では、ビテキシンー0―ラムノシドと呼ばれるフラボノイドが特に重要なフィトケミカルであると結論付けられた。しかし、その成分を分離抽出し、活動を調べたところ、何も認められなかった。さらに、成分抽出後のハーブを動物に与えても何の反応も示さなかった。
ホーソンの有効成分はハーブそのものであった。
(出典:同上)

これはホーソンに限らず、ハーブの研究においてはしばしば起こることと言えます。伝承的に特定の効能が認められているハーブについて、その有効成分を特定するために、いくつかの成分を単離しても、試験管でも動物でも、有効性を認めることが出来ないという事例です。つまり、ハーブのもつ働きというのは、特定の単一成分だけによるものではなく、ハーブの中の複数の成分による相乗効果が起こっていると言えるでしょう。「ハーブまるごと」を摂取することが、ハーブのチカラを有効かつ安全に取り入れる重要なポイントだということを示唆してくれます。

同書で筆者自身がそう指摘されているように、ホーソンベリーの働きを得るのにはなるべくハーブそのままの状態、つまりエキスなどではなくティーやチンキなどを選択することをおすすめします。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、なぜ今このハーブをお勧めするのか、私がこの記事でもっとも伝えたいことはそこにあります。

昨今、世界中を賑わせている感染症騒動ですが、私はこれはウイルスによるものだとは思っていません。(そもそもウイルスとは何かということも調べていくと、世間で認識されているものとは違うもののように思われました)もしかすると、何かしらの外的な影響により、風邪やあるいは肺炎のような症状が引き起こされている方が増えているというはあるかもしれません。私が注目しているのは心疾患の悪化や血栓などの症状も見られているという点です。これについては、新しい周波数の電波、電磁波の影響が考えられるのではないかと感じています。なによりハートは電磁場を形成する場所であるからです。
(詳しくはAI新聞のこちらの記事をごらんください。 「元気をもらう」の正体は心臓から出る電磁場 TransTechカンファレンスから

逃げられない電磁波からの刺激から、ハートを守るには血管を丈夫にし、臓器としてのハート=心臓を守ることが重要になります。
この感染症騒動で不安を募らせてしまっていたら、ハートはさらに弱ってしまうでしょう。どうかみなさん、ホーソンやその他のハーブの助けを借りて、この転換期を元気に超えてまいりましょう。