チベット医学の学びの入り口は、
解剖学でも薬学でもなく、仏法である。
はじめに、三脈(ルン、ティパ、ペーケン)を浄化する呼吸法と、
座法、薬師如来のマントラと瞑想を学ぶ。
薬師如来そのものとなり、薬師如来の力を授かる。
いわば薬師如来のグルヨーガである。
施術者は、薬師如来の癒しの力を流すパイプとなるのだ。
施術中はもちろん、薬を作る時にも薬師如来のマントラを唱えるのだが、
いつしか唱えようとせずとも、自然と繰り返されるようになった。
歩いている時、電車に乗っている時、お風呂に入っている時、
横になった時、etc. 気づくとマントラのチャンティングが始まっている。
それは、意識せずとも薬師如来のご加護を必要とする時なのかもしれない。
さて、明日は信州へと移動します。
週末には、チベットのご縁ある方々とも会える。ほっとする仲間たち。
薬師如来のマントラを唱えながら眠るとします。
Tayata Om Bejaje Bejaje Maha Bejaje Raja Samudgate Svaha
(※実際にわたしが唱えているのは、これより長いマントラです。本来、マントラは師からエネルギーと共に授けられるものです。上記の部分はそのマントラの一部分です)