ここ数年、毎年新年になると「今年は絵を描くぞ！」と宣言しているのに、
あれやこれやに追われて、ほとんど画材をひろげることなく１年が過ぎるということの繰り返し。
今年は、森の生活へとシフトして暮らしのリズムが変容する年。
「今年こそ本当に好きなだけ絵を描くのだー！」という想いを具現化すべく、
2020年最初の新月であり、旧暦新年の元旦という、はじまりにふさわしい日に、1Dayペインティング・ワークショップ「歓びのアート」に参加。
バヴェンとアビナヴァのワークショップは初参加なのだけど、とにかくワクワク。早く描きたいという気持ちでいっぱいで、初めての会場へも道のりも足早に進み順調に到着するかと思いきや、勢い余って通り過ぎて川辺に出てしまい^^;、しばらく川の流れと山の景色を眺めて一呼吸おいてから会場へ。
会場に入ると、久しぶりの見知った顔を見つけて再会Hug💗
ささっと着替えて、まずはダンスから♪
一気に心身がほぐれて、ハート全開、準備は万端。描くぞ～♪
まずは、目を閉じ、バヴェンのやさしいガイドに導かれ、絵筆や絵の具を初めて見た子供の頃に戻って、まっさらな心でまっ白い紙と出会います。
そしてゆっくりと、あせらないで、少しずつ、紙と色との戯れを味わっていく……。
一度は筆を手にしてみたものの、ひとたび紙に絵の具をのせると、やはり手が動き出す。手で描きたい、筆を介さないでハートとダイレクトに繋がっている手がそのままを表現したがっている。掌で絵の具を混ぜて、絵の具をつけた指が動き出す。嬉しい嬉しい嬉しい！ 指が大喜びして大きな紙の上を踊っている。右手も左手も指の一本一本がそれぞれが動きたいように紙のステージを舞い始める。もう止まらない。止められない。堰を切ったように指のダンスは続く。
１枚目は、ハートの喜びの色合いと風合いがそのまま表現されたような風景になりました。
嬉しい嬉しい♪ 楽しい楽しい♪ ただただ指が動きたいように、すべて自由にさせてあげたらこうなりました。
はぁ。楽しすぎるー。絵を描くことはハートが深呼吸をすることのようだ。絵を描くと心と体のリズムが整っていく。
そんな風に喜んで描いている姿を「そんなに描きたかったんだねーよかったねぇ」と微笑ましく見ているわたしもいたりして。
途中、向かいの人と絵を交換して描くというワークがあり、わたしはどう感じるのかなぁと心の動きを眺めていたら、なんてことはなく。目の前にやってきた相手の絵をすぐに自分の絵だと認識して、また自由に描き始める。さっきまで描いていた自分の絵のことはすっかり忘れちゃったみたい(笑)
パートナーが描き足した元の自分の絵を見ても、ふうん、私が使わない色が乗っってるなーっていう程度にしか感じない。もっと複雑な気持ちになるかと思ったのに、これは意外。ともかく、絵を描くという行為そのものが嬉しくて楽し過ぎて、ほかのことはどうでもよくなっちゃっていたのかも。
そんなシェアリングをして、再びたっぷりとダンスをしてから、ランチ休憩。
アビナヴァ手作りの具沢山のお惣菜をシェアしてもらったり、自然農のお話や、森の生活の話をしたりして、休憩時間もゆったりとした滋養の時間に。
午後はミラーリングのワークから。そしてふたたびペインティングに。
２枚目はこの日の中で最もじっくりと取り組んだ１枚。
その進化＆深化の様子はこちら。
１枚目よりもふっと一歩奥に入った感覚。何かが飛び交っている。
ここで一度立ち上がり目の前の絵を身体で感じてムーブメントで表現する。
そして、この絵に何かが足りないとしたら……
……「動きだ！ もっと動かせ！ 旋回するのだー」という気づきを得て進化した次のステップがこちら。
もう、指も手も腕も身体も、全身が総動員して、絵に”動き”を投入していました。動きましたねー廻ってますねー＠＠＠
そして、ここまでけっこうな時間をかけて描き込んでいったところで、ふたたびパートナーと絵を交換！ わぉ！なんてエキサイティング♪
その後の絵を撮り忘れてしまったのだけど、やはり私の使わない色合いとタッチがプラスされていて、ほー！と感心。その後はパートナーと相談して、元の自分の絵を続けて描くことに。
戻って来た絵に続けて描いた２枚目のフィニッシュの姿がこちら。
明らかに進化している。そして深化している。
途中で交換して、パートナーの色合いを加えてもらったことで、一人では進めなかったその先へとひょいっと進ませてもらったような感覚があり、あぁ、共同作業って大事なんだなぁと、ひとりではなく誰かと一緒に作り上げるということの大切さと楽しさをはっきりと目に見えるかたちで感じさせてもらいました。
（２枚目の絵は「Whirling Universe」と称されました。 by Yaqin）
最後、残った時間で、同じ絵を描き続けてもいいし、新しい絵を描いてもいいよと言われて、ちょっと気楽に新しい絵を描いてみることに。
森のイメージで、森にいる聖なる仲間たち。なんだけど、これも宇宙っぽいと言われてしまった。地上に戻れないのか(笑)
これは少し筆も使ってみた。かなりお気楽な感じ。
面白かったのは、目をつぶって二人羽織で描かせて描かされるというワークをした時の不可思議な感覚。どちらも自分で描いているという気がしなかったのです。
絵を描くって、何なんだろう。どの部分が、どの行為が、絵を描くということの本質なんだろうと。これに答えを出すつもりはないのだけど、なんか不思議だったなぁというメモ。
それにしても四六判の全紙に周りに飛び散ることも気にしないで思いっきり描けるというのはなんとも幸せな時間でありました。
そんな至福と気づきの時間と空間を作り出してくれたバヴェン＆アビナヴァ、一緒に遊んでくれた参加者のみなさまに感謝💗
毎日こんな風に描き続けたいなと思いながら28日が過ぎ、今日は魚座の新月。
なので毎月新月をPainting Dayにしてみようと思います。
これから画材を引っ張り出して、お絵描きしまーす🎨💗
（アイキャッチの写真がこれから描きますの図）
