Divine Wisdom
*ファティマノマ*
ファティマの本棚

ブッダフィールド ~天と地の架け橋~

ブッダの生きていたときは、
彼の周りにひとつのコミューンが成長した。
彼はそれを、コミューンの別名でサンガと呼んだ。
サンガの意味は、
入門を受けた者たちは自我を落とし、
個々の島々のようには機能しなくなるが、
お互いがひとつとなり、
そこにはコミュニオン(交感)が起こるということだ。

いつでもたくさんのハートが開き、花となり、
強い芳香が放たれる。その香りがブッダを包む。
あなたはそれを、ブッダフィールドと呼ぶ。

もしブッダがそこにいれば、コミューンは必ず起こる。
それは邪魔されることはない。
それは必然だ。

世界の隅々から、本物の探求者たちが、ブッダのもとへ移動し始める。
それはちょうど、いい香りの花が咲くと、蜂が遠くから列をなし始めるのと同じだ。
突然、その香りは強力な磁場となる――。

しかし、それは蜂に限られたものであり、
誰のためにでもというわけではない。
犬は、その花を見ようとすらせず、通り過ぎるだろう。
犬にとってはそれは存在していない。
それに対して敏感ではない。
ブッダは、繊細さ、鋭い知覚、有用性、
広い心と、探求心を持つ人々のためにのみ存在する。
多くの人が、ブッダに出会いながらも逃してきた。
無数の人がブッダに出会った。
が……その人が彼だとは気づかなかった。
けれども、微細の感受性を持つ人々、
このほのかな香り、ひとりのブッダのエネルギーと
やさしく踊ることが出来るハートを持つ人々は、
失われ――完全に失われ、溶解され、溶け込んでいく。
これらの溶け込んだ個々の中から、
コミューンが、ブッダフィールド――サンガ――が出現する。

When Buddha was alive a commune grew around him;
he called it sangha, another name for commune.
The meaning of sangha is: where the initiates have dropped their egos and are no more functioning like islands but
have become one with each other, where a communion is happening. Communication is between
the heads; communion is between the hearts.

Whenever so many hearts open, become flowers, a great fragrance is released. That fragrance
surrounds a Buddha, you can call it a Buddhafield.

If Buddha is there, the commune is bound to happen;
it cannot be prevented. It is inevitable.

The real seekers will start moving towards the Buddha from the farthest corners of the world.
It is just like when a fragrant flower opens, bees start queuing from faraway places. Suddenly the fragrance
becomes a magnetic pull – but only for the bees, not for everybody. The dogs will pass by the flower
without ever looking at the flower; it does not exist for them, they are not sensitive towards it.

The Buddha exists only for those who have the sensitivity, the perception, the availability, the
openness, the search. Many came across Buddha and missed him. Millions of people encountered
him, but could not recognize him. To them he was just another learned man, just another saint. And
the India has always been full of saints. There was nothing special for them in him. They listened to
him, they gathered a little bit of knowledge from him and went on their way.

But those who had the sensibility, who had the heart which can dance with this fragile energy of
a Buddha, this delicate perfume, were lost, completely lost and dissolved, merged. Out of these
merged individuals the commune arises, the Buddhafield, the SANGHA.

Osho《I Am That》

神保町の書泉グランデで開催中のOSHOブックフェアへ。
最近出版されたOSHOの本でいくつか気になっていたものがあったのだが、それらは手に取ってさっと目を通した程度にとどまる。

一方、市民出版社でこれまで未邦訳だった講話本を精力的に翻訳し続けているスワミ・デヴァヤナによる翻訳書の数々のあふれるエネルギーに圧倒されて、超越の道シリーズ「ブッダ―最大の奇跡」と「ブッダの悟り」を購入。

ついでにOSHO Times最新号「ブッダへの開花―宗教性の本質」と1997年発行のOSHO Darshan vol.13 特集「ブッダ・フィールド」も。

年始に受けたクリアなガイダンス(※)が常に深く鳴り響いていて、そこに向かって進んでいるのをひしひしと感じております。
※詳しくは改めて。

いよいよ2020年。
はじまりのはじまりの年!
今年も引き続きよろしくお願いいたします。